遅くなりましたが、観艦式予行2回目の25日に再度参加してきたレポートを。
基本的に画像は前回となるべく重ならない様にしました。
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25日は前回と同じく受閲部隊の礼砲担当艦「しまかぜ」に乗ります。
今回は私とこれまた乗艦券提供の知韓コメンテーターなか氏、ホビー関係ライターの井出倫センセと奥方、それにガレキ原型師の岡本氏と英海軍の偉い人KUBOやん!氏の計6人という大所帯で参加となりました。そのせいもあって、到着時間は前回よりも遅めになり、基地前に着いた時にはもう乗艦者がごった返してました。乗艦までの残り時間が少ない我々6人は気もそぞろに順番待ちしていましたが、関係者からの「しまかぜ乗艦者は列から出て前に来て下さい」の声にあわてて前進。出港時間が迫った艦の乗艦者を先に処理する意向の様で、乗艦券チェック、手荷物検査も優先してもらい、早足で乗艦「しまかぜ」へ。
実はしまかぜはメザシ停泊の一番外側の艦でして、一番最初に出港する艦になっており、そのせいで22日のたかなみよりも早い時間に搭乗締めきりになるのです。本来の締めきり5分前に乗艦する我々一行(^ω^;)そのせいで陸からの写真は一枚も無し(爆)
艦旗掲揚もそこそこに本艦は出港。先行するのは隣の船越から出てくるゆうばり型DE。そしてすぐ後から接近する同じ礼砲担当のあさかぜ。この艦は本艦の前に位置する艦なので、かなり早くから追い抜きをかけてきていました。(画像は追い抜き接近中のあさかぜ)
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そして、礼砲担当部隊先頭艦のさわかぜと合同し、一路伊豆大島を正面に見ながら航行します。
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それから、ヘリ担当部隊の3隻の追い抜きを受けます。まずは先頭艦のたかなみ。3日前にお世話になった艦です。改めて他艦から拝ませていただきました。艦首の127mm砲が前型の「あめ」型よりもスパルタンです。
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その後方からたかなみと同型のおおなみの追い抜き。おおなみは操砲展示中で、主砲が右舷を指向していました。同時に同じ方向を指向している艦橋上の射撃指揮装置にご注意。
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ヘリ部隊3隻の編隊航行です。
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その後ろから受閲部隊先頭艦となる護衛艦隊旗艦たちかぜがやってきます。後甲板のミサイルランチャーが逆向いてますが、これも操作展示中のため。この後、ミサイルを再装填していました。
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そして、隊列を整える我が受閲艦隊。たちかぜの後ろへ付くべく一斉に変針するヘリ部隊。
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そして我が礼砲部隊もその後ろへ変針。目出度く単従陣を完成させました。こうなるとますます式典にふさわしい感じになっていきます。
この頃、かなり天候が良くなり、日差しさえ強くなってちょっとばかり顔が焼けてしまいました。洋上の天気は二転三転してつかみ所がありませんね。
その後、先行していた潜水艦部隊に追いつき、これをパスしていきます。先頭は最新鋭のやえしお。
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その頃、式典会場から少し離れた所に見慣れぬ艦影が。最初は海面警戒の「ゆき」型護衛艦かと思ったんですが、煙突が2本に見える。おかしいと思って良く見たら、なんと米海軍のアーレイ・バーク型イージス駆逐艦が2隻停泊していました。左がカーチス・ウィルバー(フライトⅠ)、右がラッセン(フライトⅡA)。何と言うか、我々は「ただ見か?」「採点係じゃね?」と憶測・・・・・(笑)
そして、12時になって式典は始まったのですが・・・・・なぜか、受閲部隊の隊列が乱れ始めました。(原因不明)前回の22日には無かった問題でした。画像から、その時の乱れ方が良くわかると思います。結局、修正しきれていませんでした。
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観閲部隊から、先の記事では載せていなかった艦を何枚か。
まずは隊列3番艦のイージス護衛艦ちょうかい。佐世保の艦です。一応現役イージス艦では最新鋭艦となります。(来年あたごが就役しますが)
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次は随伴艦のさわぎり。今ではちょっと旧式艦の部類に入ってしまう艦ですが、イギリスの観艦式では一番人気のかっこいい艦だったそうです。(独特の2本マストが結構良いですよね)これまた佐世保の艦です。
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艦隊の観閲が終わると今度は航空部隊の観閲飛行です。
最初は海自の機体。SH-60J対潜ヘリコプターの編隊です。
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そしてRH-53E掃海ヘリコプター。西側では最大のヘリです。この種の掃海ヘリを使っての掃海はアメリカと日本でしか行われていないので、結構珍しい機体です。近い内にヨーロッパ製のMCH-101と交代する予定。
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次は陸自のCH-47。
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そして岩国配備のUS-1A救難飛行艇。日本が世界に誇れるトップクラスの飛行艇です。現在、後継機のUS-2が試験中。
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そして海自の主力航空機とも言うべきP-3C対潜哨戒機。現在も80機が現役でがんばっています。これ無しに日本付近の対潜防御は成り立たないでしょうね・・・
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次に空自から単機でお出ましのC-130H輸送機。対外任務の花形として活躍中であり、今回の機体もイラク帰りのライトブルー塗装機でした。
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そして次は戦闘機。まずは支援戦闘機のF-2。これがまた小さいやら早いやらでまともに写すのが非常に大変でした。対空砲操作員の苦労がなんか分かった様な、そんな気がします(爆)
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そして主力戦闘機のF-15Jイーグル。こっちの方が的が大きくて写し易かった様な(苦笑)
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航空観閲も終わり、今度は訓練展示です。再度反転してきた各艦ですが、観閲付属部隊はまだ何やら大変そうな(苦笑)
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最初の展示は本艦が行う礼砲展示。3隻が順次、観閲官へ向けて礼砲を2回発砲します。(次のボフォース対潜ロケット発射は位置関係が悪く撮影不可。そしてヘリ発艦も本艦から遠くなって良い写真が撮れなかったので、よって割愛。前記事をご参照下さい)
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次に洋上給油展示。護衛艦はるさめと補給艦ときわの間にある給油管に注意。大型艦同士の近接航行は結構高度なテクニックが必要だそうです。
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次にやまゆきによるIRフレア発射&放射能洗浄の展示。
IRフレアは接近してくる対艦ミサイルの赤外線シーカーの目をごまかす為の偽熱源です。これと同時にレーダー欺瞞の為のチャフも撃ち出されます。 そして、核兵器が使用された場合に降り注いだ放射性物質を洗浄するためのシャワーの実演です。(このシャワー、結構効果的なんだそうです)
そしてミサイル艇3隻による高速航行展示。前回はもっと旋回したりしたんですが・・・今回は直線航行だけでした。
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次に航空部隊の展示。まずはUS-1Aによる洋上着水展示。これがまた、非常に低速な飛行でして、まるで海のFi-156シュトルヒの如き。落ちるか、落ちるかと言いながらなかなか着水せず、ストンと置くかの如き着水。そして、今度はもう?と思う位ふわりと滑走距離無しに離水。こんな飛行機はなかなか見られないでしょう。
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ちなみに、今回の「2ちゃんねらー母艦」と渾名された試験艦あすか。なぜか乗艦報告の多い艦として名が上がり、自然に2ちゃんねらー母艦指定されてしまった悲しい艦です(爆)これまたちなみに、前回の母艦はぶんごだったそうな・・・・
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そして、まだ続く航空部隊展示。今度はP-3CによるIRフレア投下&対潜爆雷の投下。
22日はUS-1Aとの連携不手際があって投下出来なかったフレアですが、今回はちゃんと投下完了。
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そして、対潜爆雷は・・・・今時果たしてどの程度有効なのかは分かりませんが、結構豪勢に投下していきました。(投下する機体も撮ったんですが・・・・投下する爆雷が小さすぎて見栄えがしないので割愛(^ω^;))
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これにて式典は終了。参加艦艇はそれぞれ母港へ帰還する訳ですが・・・・
途中で色々面白いものも見られる訳で、今回はLCACを収容するLSTしもきたを発見。
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そして帰港途中の編隊航行。結構スピードが上がるので航行自体は帰りの方が面白いのです。
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帰りの同航艦の一隻、潜水艦救難艦ちはや。あまり見られない特務艦の一隻です。艦中央部に沈没した潜水艦への救助用潜水艇DSRVを搭載しているのが見えます。
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帰港の途中、サービス飛行で接近してきたたかなみ搭載のSH-60K。3日前にかぶりつきで見てきた機体ですが・・・・またすぐそばで見る事が出来ました。いつかキットが出たらこの機体作ってみよう(出るかどうか分からないけど・・・・海自しか持っていない機体なので)
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戻ってきた横須賀港内、米軍基地の桟橋に停泊中のイージス巡洋艦シャイロー。この艦は世界でも数少ない弾道ミサイル防御用ミサイル「スタンダードSM-3」を搭載した艦です。(なぜか、防衛目的のミサイルをメインに搭載した巡洋艦が来たというだけで反対行動を起こす平和船団とやらもこの港にいるのですが・・・・・)手前にいるのは空母艦上における航空機火災消火訓練用のF-14。当然飛行出来ないドンガラですが、日本で唯一見られるF-14でもあります(笑)
そして、横須賀最大のドック六号ドック。ここで空母信濃が作られています。現在もこのドックは米空母専用ドックとして横須賀基地造修施設のメインとなっています。
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帰りは22日に比べて非常に早く、30分も早く上がってしまえた為に基地内の酒保に行ってしまい(爆)艦旗降下を見なかったのはちょい失敗。基地内の帰り道は見送りの自衛官&地連担当官で一杯(^_^;) なんと営門へ近付くにつれて敬礼してくる幹部の階級章が上がってくる二佐、一佐、え!海将補?!・・・・・最後はなんと海将!Σ(゚ロ゚ノ)ノ 横須賀地方総監閣下ですかい?! 結構ビックリさせていただきました。
これにて私にとって3年ぶりの観艦式ウィークは終わりを告げました。今日行われた本番が本来の終わりなのですが。また3年後、今回の経験を生かして改めて乗艦券入手レースの勝者になるべく頑張らねば(爆)
今回、2回も乗艦出来たのはひとえに家族を動員しまくって当選を勝ち取ったなか氏のお陰です。本当にありがとうございました<(_ _)>
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