ノーテンキな日本人、日本社会
「日本人というのはノーテンキな国民ですな」。小紙国際面のコラム「イタリア便り」でおなじみの坂本鉄男元ナポリ東洋大学教授のイタリア生活は40年近くに及ぶ。久しぶりに帰国した坂本さんから、こんな述懐を聞いた。▼昨年、北朝鮮が核実験実施を表明したとき、日本人が意外なほどさめた反応を示したことが、知日派のイタリア人の間で話題になったという。なにしろ「祖国防衛は国民の神聖な義務」と規定する憲法をもつ国民である。
▼国防意識が高いのは、アドリア海をはさんで向かい合うバルカン半島で、血で血を洗う民族紛争が繰り広げられてきたこととも無関係ではないだろう。『ドキュメント戦争広告代理店』(講談社)によれば、旧ユーゴスラビア連邦解体に伴うボスニア紛争では、情報やPRが、時にはミサイルより恐ろしい武器となった。
▼勝敗を決めたのは、米国のPR会社だった。後押しするボスニア・ヘルツェゴビナ共和国外相の英語力と端正な容姿を最大限に利用し、難民の女性が記者会見に臨む前には、レイプされた状況をどのように語るかくわしく指示する。
▼著者の高木徹さんは、セルビア人だけを加害者として断罪する国際世論が、誘導されていく過程を、綿密な取材で描き出す。本来、善悪で割り切ることが不可能な紛争にもかかわらずだ。人ごとではない。米国の連邦議会に提出された「慰安婦決議案」をめぐる騒動は、日本に仕掛けられた情報戦といえる。
▼対応を誤れば、根拠のない「性的奴隷」の言葉が国際社会で独り歩きしてしまう。日本の名誉や地位を守るために、情報戦略の立て直しが急務だ。日本国憲法が思い描いたような「平和を愛する諸国民の公正と信義」は、幻想にすぎないのだから。
余りに本質をズバリと突いた今日の産経コラムでした。
特に、今の日本人が余りにも慰安婦問題を含む「反日宣伝」に対しての知識不足、理論武装の疎かさに危機感を持っていない、という点を指摘していていつもながらの「まともな新聞」としての価値を高めています。
正直、今の日本社会ってこういう話題、特に政治的な話題を振りにくい、という変な所がありますよね。それゆえか、政治に対する関心も無く、結果的に5割を平気で割り込む投票率の低さに反映されていく。政治は我々日本人の生活に直接反映されていくのだから、もっと積極的に関わり合う必要があるのに。
今回問題になっている「慰安婦問題非難決議」も果たして詳しく知っている日本人ってどの位いるのでしょうか?知ろうともしてない日本人、反日的新聞の論調に丸め込まれている日本人はかなりいそうな気がします。この問題について「日本はどう関わったのか」「日本はどう対応していくべきなのか」をもっと「当事者としての日本人」が考えていくべきなんじゃないのか?そう思います。そして、それを「投票」という民主主義システムの中で反映させていく事が必要だと思う私です。
それにつけても我が日本政府の相変わらずの及び腰、安倍政権になってからもどうも抜けきっていない様に感じます。今まで出てきた「日本軍主導」論は悉く論破出来ているのですから、それらを効果的に発表するだけでかなりの成功を収められそうな気がするのですが、先のコラムにもあった様に「宣伝」の観点が無いといくら論破しても意図する成功は収められないかも知れません。その点を加味して「タイミング」と「発表形態」を最大限計算して反日勢力への反撃に成功して欲しいものです。(それにつけても河野洋平+宮沢喜一の罪深さよ・・・・)
PS.イタリア憲法の「祖国防衛は国民の神聖な義務」という一節、同じ敗戦国のはずのイタリアが持っている事を日本のサヨクはどう説明してくれるんでしょうかねぇ?イタリアは戦争を反省していないんでしょうか?(笑)
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コメント
つか、サヨクにかかればイタリーは大戦末期にファシスト政権が倒れて民主政権が誕生して枢軸国側から連合国に趣旨変えしたから「ケンチャナヨーニダ」ジャマイカ?
投稿: にゃんこ | 2007/03/13 18:17
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なんかスカッとするコメント満載です。
本当に日本って自由というか放任主義なんだな~と感じました。
投稿: なか | 2007/03/25 13:32
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