韓国に見る日本の国防意識の低さ
【社説】酷寒の中、野戦軍部隊を訪問した盧大統領
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は29日、陸軍の某軍団司令部と某機械化師団を訪問し、兵士たちを激励した。盧大統領は「軍部隊を訪問すると気分が良く、大統領としてのやりがいを感じ、韓国の現在や将来に対する確信のようなものを感じる」と語った。盧大統領が訪問した両部隊は首都圏の防衛にあたる陸軍の核心部隊だ。しかし大統領を迎えたこれらの部隊だけでなく、軍全体の士気が上がったのではなかろうか。軍に服務する息子や兄弟を持つ数百万の家庭も、兵士たちと大統領が一緒にいる姿を見て、感慨深かったはずだ。
現在、駐屯地では金属を触る手がくっついてしまうほどに厳しい寒さが続いている。しかしこの苛酷な時期も、軍にとっては通常の作戦の範囲内のことだ。今この瞬間にも、多くの部隊が機動訓練を行っている。国民の意識にのぼることはなくとも、軍のこうした苦労があってこそ国と国民が守られている。それゆえ、盧大統領の軍訪問がもっと頻繁に行われてほしいものだと思う。
盧大統領が鶏龍台(大田に位置する軍事司令部)や士官学校の行事以外で軍を訪問するのは、2005年7月12日に海兵隊新兵教育大を訪問して以来1年6カ月ぶりのことだ。盧大統領が第一線といえる陸軍野戦部隊を訪問したのは、就任して以来の4年間のあいだに、今回を入れて2回しかなく、海軍・空軍部隊の各1回ずつにとどまっている。
一方、同期間に北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は224回も軍を訪問している。国全体を兵営に作り上げた金総書記と盧大統領を単純に比較することはできないとしても、その差はあまりにも大きい。
盧大統領はこの日、「わたしも、万が一の事態に韓国軍が本当に適切に対応できるかどうか心配だ」と語った。国民の代表として、一時もそうした心配から自由になれないのが大統領という職位だ。
政治上の過ちも損害を生み、経済上の過ちは経済的に大きな損失を生むが、何よりも安全保障上に失策があれば国と国民はすべてを失うことになる。現在、韓国の安保情勢は決して楽観できるものではない。北朝鮮の核問題に加え、大統領選挙も控えている。
今回盧大統領が見せた軍に対する関心と激励が、任期の最後まで続くことを願うばかりだ。
韓国の保守系最大紙、朝鮮日報の社説です。韓国ではこの様に大統領が国軍の駐屯地を視察し、兵士を激励する事を奨励しています。アメリカでもブッシュ大統領がイラクへ飛び、最前線の兵士を直接激励する事もしばしばです。(北の将軍様はどうでもいいですが)
それに引き替え、我が日本の首相はせいぜい観閲式に出向くのが関の山。こっちから日常勤務をこなす自衛隊員を激励しに行く、などという話はほとんど聞いた事がありません。
民主主義国家の国防は基本的に市民の自発的な国防意識によって成立するものであり、市民が兵士となって自国を守ろうとしなければ有事の際にはどれだけ立派な軍事組織を作ろうと一瞬のうちに瓦解してしまうでしょう。それだけに、陸海空自衛隊員の国防への志気高揚は非常に大事な事だと言って過言ではないはず。それなのに、未だ日本政府の意識は憲法9条に縛られて国防任務に就く自衛隊員への日常的な激励もままならない状態のまま。民主主義国家としてはあまりに異常な状況と言っても良いのではないでしょうか?
地方自治体に所属する警察消防と違い、自衛隊は防衛省が直接所管する国の機関です。首相が激励して何の問題がありましょうか。今後、安倍総理の三自衛隊に対する士気高揚の為の激励視察が始まる事を願って止みません。(この点に関してだけは韓国が羨ましいです・・・・・)
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コメント
>この点に関してだけは韓国が羨ましいです・・・・・
1997年の韓国IMF危機の直後に韓国に行った時は、車の側面に太極旗のデザインのステッカーを付けて街中を走る車を何台も見かけました。何と書いてあったかは忘れましたが、たしか「太極旗を愛している」とかだったと思います。
この時は正直羨ましく思いました。今日の日本で日の丸のステッカーを車に付けていたら、それこそ「右翼だ!」の一言で片付けられてしまいます。
最近の都バスの昇降口側面にはマスコットの「みんくる」が貼られていますが、韓国ソウルの市内バスには同じ場所に太極旗が貼られています。それ以外にもソウル市内では東京で日の丸を見かけるのとは桁違いに太極旗を見る事が出来ます。
またテレビ放送の終了時に韓国では各チャンネルで愛国歌(ウーリーナラマンセー♪ってやつです)が流れますが、日本では君が代はNHKだけ。
愛国心と言っただけで過剰に反応する者が居る日本・・・。困ったものです。
でも日本は平和です。タレントが議員や知事になったりする国ですから。
もしかすると今ぐらいがちょうどいいのかもしれません。
でも日の丸を掲揚し、君が代を普通に歌える国になって欲しい・・・。
韓国は一説では5000人の北のスパイが潜入していると言われています。
だからこそ必死になって愛国心を植え付けているとも考えられるのです。でもアレが酋長もとい大統領ですから今後どうなるのでしょうか?
それにしても韓国IMF危機の時は結構大変だったと思います。市中心部の地下鉄駅に通ずる通路には、途方に暮れた顔をしたサラリーマン風の人が、あっちにもこっちにも数十人が座り込んでいましたから。それこそほんの数日前に家を出てきたといった感じです。
そんな時でも韓国人の商魂たくましさは発揮されていて、ロッテリアではIMFバーガーなる魚肉ハンバーガーのメニューがあったりしました。もちろん食べてきました。ちなみに自分のお気に入りはプルコギバーガー(焼肉バーガー)で、これは本当に美味しいです。
まぁ独島預金や独島パンティー(小泉前首相に贈るも受け取り拒否される・爆)なるものを思い付く民族ですから。
いやはや凄い、凄過ぎる。
投稿: なか | 2007/01/31 19:40
Fantastic blog article.Much thanks again. Great.
投稿: Sydney | 2014/01/24 09:14