ある意味見せしめなんだろうな・・
在日16年のイラン人一家、強制退去へ
約16年前に来日して不法残留状態となり、「帰国すると生活が困難になる」との理由で一家4人の在留特別許可を求めているイラン人のアミネ・カリルさん(43)=群馬県在住=夫婦が8日、強制退去の猶予措置である仮放免の期限を迎えた。アミネさんの長女(18)は群馬県内の短大に合格し、保育士を目指しているが、長勢甚遠法相は在留特別許可を認めない方針を既に明言。4人は出国準備が整い次第、強制退去となる見通しだ。
アミネさん夫婦は8日午前、仮放免延長のため東京入国管理局(港区)に出頭しようとしたが、入管側が弁護士や支援者の同席を拒否したため、いったん出頭を取りやめ、同局前で抗議活動をした。
4人は平成11年に在留特別許可を求めて東京入管に出頭したが認められず、強制退去処分を受けた。翌年、処分取り消しを求めて東京地裁に提訴。15年の1審判決では勝訴したが、控訴審で逆転敗訴し、今年10月の最高裁決定で確定した。
アミネさんらはこれまで仮放免の延長を重ね、在留特別許可の再審査を求めていた。
正直、「帰国すると生活が困難になる」というだけで不法残留がチャラになってしまうんなら、誰も苦労しないんじゃないかと思う。普通、難民になるには故国に居続けた場合生命に危険が及ぶ等の「どうしても故国にいられない」理由が認められた上になるはず。彼もそういう事なら難民認定という道があったと思うけど、それをせずに「帰国すると生活が困難になる」というだけではちょっと同情のしようも無いなぁ。(可哀想なのは子供達だよね)
で、今回の事件はある意味「在日」への見せしめになったんじゃないか、と思う私。「どうして在日は帰らずに済むのか?」「彼らは不法残留でありながら、どうして日本政府は彼らに特権を与え続けているのか?」という点がはっきりと見えてくる今回の入管の措置。在日韓国・朝鮮人以外はこうやって強制的な国外退去措置を受ける反面、在日からは「北へ行ってから「帰国させないのは人権問題だ」」などと「一体どっちがあんたの母国なんだ?」と言いたくなるセリフまで飛び出す有様。これもあまりに特権を有しているが故の思い上がりとしか言えない訳で。
彼らが「韓国・北朝鮮国民」で有り続ける場合、選択肢は「帰る」「その他の外国人と同じ扱いを受ける」のどちらかしか無い、という事をもっと真摯に受け止め、考える時が来ていると私は思うのです。
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コメント
このイランの方、ちょっと気の毒な気がしますが・・・
それより、
観光旅行で来日して途中でドロンしちゃったり、コンテナに潜んで密入国したり、就学目的で入国したにも関わらず勉強などせず、犯罪行為をしている屑どもを何とか出来ないものでしょうか?
ここ数年、電車内において携帯電話で訳の分からない言語で大声で話す屑どもが多いもので・・・。
日本一斉浄化作戦を希望いたします。
日本人や在日外国人で問題の無い人には良民証を渡し、不良外人は容赦なく日本国外に叩き出すとか。
投稿: なか | 2006/12/08 19:52
You have described a extremely great things, thankyou for the post. Wit can be educated insolence. by Aristotle.
投稿: Eva | 2014/02/23 08:52