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エイズと戦う日米の協力

抗HIV薬:満屋教授ら日米チーム開発 多剤耐性に効果

 既存の薬が効かない多剤耐性エイズウイルス(HIV)にも高い効果を示す抗HIV薬を、熊本大の満屋裕明教授や米パデュー大(インディアナ州)のアラン・ゴーシュ教授ら日米共同チームが開発し、14日までに米食品医薬品局(FDA)が治療薬として承認した。先進国、発展途上国ともに深刻な脅威となっている耐性HIVへの幅広い効果が確認された薬は世界で初めて。別の薬の3倍以上の効果があるなど患者には大きな朗報で、専門家らはこの薬が今後、エイズ治療の主役になる可能性があるとみている。臨床試験の成績などは、カナダで13日から始まった国際エイズ会議で発表される。

 ダルナビルと呼ばれるこの薬は、エイズ治療に広く使われているプロテアーゼ阻害剤(PI)の一種。ゴーシュ教授が合成し、満屋教授が生体内での効果を確認、臨床試験へと進めた。

 プロテアーゼはHIVに含まれる酵素で、HIVの増殖に必要なタンパク質を正しく切断する「はさみ」の役割を果たす。PIは酵素に付着してはさみを切れなくし、HIVの増殖を止める。

 既存のPIは、酵素の成分であるアミノ酸の端に結合する性質があり、HIVの遺伝子が変異してアミノ酸が変わると効かなくなってしまう弱点があった。これに対しダルナビルは、アミノ酸が変わっても影響ない場所に結合するため耐性ができにくい。PIなどに耐性が検出された患者への臨床試験では約70%に治療効果がみられ、別の薬の3倍以上高かった。

 FDAは患者への恩恵が大きいとして約半年でスピード承認した。薬はベルギーのティボテック社が製品化した。満屋教授は世界初の抗HIV薬「AZT」の開発者。その後2剤を世に送り出し、これが4剤目となる。(共同)

 日米の両先進国が如何にエイズ対策の分野でも協力して成果を挙げているか、という成功例ですね。どこかの科学者の様に自国だけで必死になった挙げ句に実験結果の捏造までやっちゃうのとは訳が違いますね(オイ)

 正直、これだけ早いFDAの承認の影には「今回で4剤目」というエイズ治療薬分野での実績が物を言ったんでしょう。地道な積み重ねというものが如何に大切か、という事も教えてくれた様に感じます。

 現在、先進国途上国の別無く脅威となりつつあるエイズに対してこの様な効果的治療薬が開発された意味は大きい、と思います。ベルギーの製薬会社は一人勝ちの様相になるのかも知れませんが、是非とも世界への利益還元を行って、途上国の患者にも手が届く様になってくれる事を希望して止みません。

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