« 北と南の飲み比べ | トップページ | 神は天にいまし 世はなべて事もなし »

誇るべき伝統を守れ

 最近、皇室の継承に関わる皇室典範改正の話が世間、特に政治家マスゴミ界でにぎわっております。

 問題点は「女系天皇を認めるか?」という点に集約されると思います。

 小泉首相、彼が集めた有識者会議、朝日新聞などは「女性天皇だけでなく女系まで認めてしまえ」という考え方。それに対して旧皇族や産経・読売新聞、次期自民党総裁候補の多くなどが「男系の万世一系を維持すべきだ」という考え方。

 どちらも「このままでは皇位継承権を持つ者が絶えてしまう」という共通した危機感を抱えているのですが、その解決法が180度正反対なのです。(ちなみに問題点のQ&Aはこちらへ

 世界にはまだ多くの王国が存在しています。しかし、実は男系の継承を行っている国は日本とヨルダンなどのイスラム国家しか存在していません。ヨルダン王家は預言者ムハンマドの直系子孫である事を誇りとし、他のイスラム教王国の頂点として尊敬を集める王家です。そして、それよりも数百年も古い皇室を尊重し、良好な関係を結んでいます。

 ヨーロッパ、アメリカなどでは皇帝(エンペラー)は最高級の待遇を受ける尊い存在です。そして、現在ヨーロッパには「王(キング)」はいても「皇帝」は存在していません(エチオピアとイランの王家が消滅した段階で世界唯一の存在)。宗教的指導者である「ローマ法王」も最高級の待遇を受ける方であり、ほぼ皇帝と同列の敬意を受ける対象ですが、先代のヨハネ・パウロ2世法王は日本来日時に敢えて皇居へ行くという法王とは思えない天皇への敬意を表しています(元々法王へは訪問国の元首が挨拶に行くのが普通)。そして、アメリカでは法王、英国王と並んで白のネクタイで迎える数少ない権威なのです。(重要なのは、これらの権威は「日本が押しつけた訳でも何でも無い、世界が認めた権威」だという事です)

 その権威はどこから来るのか?それは「万世一系」という「父親の系統をたぐれば神武天皇にたどり着く」という所にあるのです。第一代の神武天皇以降、何代かは事実上伝説と言われていますが、2666年にならんとする綿々と続く伝統の継承、そしてその伝統を守った貴族・武士達。海外からの朝貢要求や干渉を全てはねのけてきた歴史。それらの全てが「皇帝」としての天皇陛下の権威を形作っておられる訳です。(日本には「○○朝」という王朝名が存在しません。それは「万世一系」だからです。)

 それを、たった一年足らずの有識者会議の議論だけで2600年以上の伝統を葬り去らせようとしているのが誰あろう「小泉純一郎首相」その人な訳です。

 女系賛成派の迷言としては次の様なものがあります。

「男系男子(の伝統維持)を主張される方がいるが、我々は歴史観や国家観で制度をつくったわけではない」by座長 吉川弘之(専門 ロボット工学
「女系天皇を認めないということは、仮に愛子さまが天皇になられた場合、そのお子さまが男でも認めないということだ。それを分かって反対しているのか」by小泉首相

 ある意味ブラックジョークな気もしますが、皇室の未来を話し合う会議の座長が「ロボット工学の権威」と言うのは人選した担当官の見識を疑いますね。また、皇室とは先に書いた様に「伝統と国家観」から来る尊敬を元に象徴として存在しているのに、それを無視して制度を作る事の愚かしさに気付けない「有識者」・・・・・一体どこが有識者なんですか?(この会議に皇室についての専門家がほとんどいない事は有名)

 また、今までの皇室の歴史から見ても女性天皇はすべからく独身か未亡人。そのまま女系に移行する事は無かったのです。しかし、首相は愛子さま人気にあやかろうとでも言うのか、上の様なセリフを吐いてしまう訳で。歴史と伝統の重さを理解出来ていたらとてもこんなセリフは吐けないのでは?大体、元々皇位継承のサポートとして存在していた旧皇族の復帰を決めてしまえば愛子様に継がせる事も無い訳で。それこそ「杞憂」というヤツですね。(首相は女性天皇と女系天皇の違いを理解していない、と言われる原因はこの発言から)

 郵政民営化は未だ結果が見えた訳ではありませんが、一応小泉首相の「成果」として名を残す事でしょう。靖国問題では「心の問題」と言い切って特亜に正面から対抗しています。 しかし、もし皇室典範改正問題が首相の思う様に改正されてしまったら、彼の名前は「日本皇室の伝統を途絶えさせた首相」「○○朝を成立させる原因を作った首相」として悪名だけが後世に残るでしょう。それこそヒトラーやスターリンと並んで永遠に。

 私もそろそろメール凸にて政府案への反対行動を起こそうと思う今日この頃です。

|

« 北と南の飲み比べ | トップページ | 神は天にいまし 世はなべて事もなし »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

日本古来の伝統を守るべきものは守る、自分はこんな考えです。
昨日、たまたま見ていた(笑)テ□朝の報○ステーションなる番組にて、解説員が「男女平等なんだから女系を当然認めるべき」旨の発言をしておりました。苦目の時以来マインドコントロールされている主婦層には「うん」と思わせたかもしれませんが、やはり伝統は守るべきと考えます。
そういう考えの自分は、平成5年の皇太子殿下と雅子妃のパレードを、通りの最前列で見送った皇室ファンだったりします。

投稿: なか | 2006/02/04 16:08

難しいですね。ロボット工学の権威ですか。初耳です。
いずれにしても重大な決定法案には変わりないですね。
私は雅子様と同年代なので、法案が通ったとしてもそれによって愛子様の健やかな生育が妨げられないようにご家族を見守る方針です。
このようなことも雅子様にはストレスをおかけしている一因でしょうか。
本当に早期のご回復を望みます。

投稿: もこ | 2006/02/04 17:32

いや、だからね…。
2年ほど前、東京タワーの下でやったバザーにみほりさんと一緒に行った時に、小泉を早くどうにかしないとこの国はダメになると断言したじゃん。
アメリカには郵政の330兆円を贈呈し、内部からは伝統崩壊を推し進めようとしているこの亡国の徒どもが跋扈している限り、この国に明日はない。

今話題の皇室典範にしても、改悪の直接の動機ってのが、天皇が祭事をやっていた時に面会を30分待たされて、小泉がイライラ怒ったのがトリガーだというし。
若い時の婦女暴行容疑、都立松沢病院への入院履歴、愛人の芸者殺害疑惑など、火の無い所に煙は立たず。
こういう真性のキチガイを首相に戴く今の国民は、アンビリバボーな歴史的大たわけだと思います。

投稿: ロートシルト | 2006/02/04 20:16

みほりさんの意見を改めて読み直してみましたが、やはり小泉首相は間違えていますね。
そもそもアサピーやテ□朝の報○ステーションなどが支持している時点で「おかしいな」と。

>ロートシルトさん
小泉首相の功罪はいろいろとありますが、今回はなんとかいつもながらの固い意志を曲げてもらわないと危ないですね。
郵政の時に除名された議員には、国を思う人が多いなと改めて感じています。
平沼氏が筆頭で、あまり好きではありませんが綿貫氏など。

それと次期首相には、麻生氏がいいななんて思い初めました。別にオタ○だからなんて理由ではなく、言いたい事をズバッと発言しますから。同氏は以前から爆弾発言が多いようですが、自分はそんな人好きです。
先日も麻生氏の発言に、某地域のへんてこな報道官とかいわれる人物が、いちゃもんつけていたみたいですし(笑) いいぞ麻生氏!
安倍氏か麻生氏、このどちらかが希望です。

投稿: なか | 2006/02/06 19:35

コメント激遅で申し訳ないです。
正直、最近の首相を見ていると、自分のやりたい事に棹さそうとする相手は全て「抵抗勢力」と見なして自動的に「聞く耳持たん」状態になる意固地ジジイ状態の様ですね。郵政で成功させてしまったのは今になってみると失敗だったのかも。(任期が今年9月までなのである意味安心かも)
それにしても特亜に対する靖国問題への対応も上記の理由で自動的に反論しているだけなんじゃないか?と理念の無さを感じてしまって失望中です・・・・orz

投稿: みほり | 2006/02/10 13:12

Oh yea really? Seriously I didnt realize that! Many thanks sharing.

投稿: Harper | 2014/03/25 04:14

I dugg some of you post as I cerebrated they were invaluable very useful.

投稿: Autumn | 2014/04/05 06:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83916/8498884

この記事へのトラックバック一覧です: 誇るべき伝統を守れ:

» 出でよ!和気清麻呂どの権力者も侵すことがなかった地位 [悪の教典楽天市場店]
 今日は旧暦一月七日、立春、七草粥。睦月、東風氷を解く。 本日は「正論」平成十八年二月号に掲載された平成の和気清麻呂、出でよ!世界に誇る皇室の伝統を無視する「女系」容認に異議ありより、下村博文 衆議院議員・日本会議国会議員懇談会事務局長の「どの権力者も...... [続きを読む]

受信: 2006/02/07 01:07

« 北と南の飲み比べ | トップページ | 神は天にいまし 世はなべて事もなし »