はやぶさ宇宙を往く
宇宙航空研究開発機構は26日、「探査機『はやぶさ』が小惑星『イトカワ』に着陸し、岩石の採取装置も正常に作動した」と発表した。はやぶさはすでにイトカワから離陸しており、12月には地球への帰途に就く予定。月以外の天体から岩石試料が地球へ持ち帰られた例はなく、2007年6月に予定される帰還に、大きな期待が集まる。
地球から約3億キロの距離にあるイトカワに、はやぶさは25日夜からゆっくりと接近。26日午前6時ごろから垂直降下に入り、その途中で、約88万人の名前が刻まれた金属球「ターゲットマーカー」をイトカワの地表面に見つけた。
20日の初着陸の際、着陸点の目標としてはやぶさが投下したもので、今回もこれを目標として利用、同7時20分ごろに着陸した。着陸とほぼ同時に、岩石の採取装置が作動したことも確認された。
20日の着陸は、着地寸前に何らかのトラブルが発生、岩石の採取をせずに高熱の地表に30分以上とどまってしまった揚げ句、緊急退避で100キロ・メートルも遠ざかり、再着陸が不可能になる事態も懸念された。
しかし、管制チームによる懸命の対策が奏功。地球帰還の日程が迫る中、この日の再挑戦にこぎつけた。
おめでとうJAXAの皆さん。そして世界初を数多く作った「はやぶさ」、おめでとう。特にイオンエンジンや小惑星への自律探査など、中国などには決して出来ない(少額予算での)偉業、日本人として誇らしいですねホルホルホル<丶`∀´> しかし、20日でしたか、一度目の着地失敗は心臓に悪かったですな。
思えば「イトカワ」の名前はあの名機「隼」の設計者糸川英夫氏に繋がり、「はやぶさ」は「隼」に繋がる。中島飛行機の傑作を思い出させます。憎いネーミングですねJAXA(笑) しかし、戦後の糸川博士って何だかトンデモな才能の開花を見せてしまってまして、ペンシルロケットは飛ばすわ、バイオリンは作るわ、バレエはやるわともう大変な人ですな。それ故に名を残したとも言えますが。もうこういう科学者って日本では出て来ない様な気がするのは私だけでしょうか?
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コメント
Major thankies for the post.Really thank you! Cool.
投稿: Madelyn | 2014/01/22 08:47