さすがはＩＴＣ生みの国

英チームが救助開始　ロシア潜水艇事故４日目
　

【ペトロパブロフスクカムチャツキー７日共同】ロシア海軍参謀本部によると、極東カムチャツカ沖の潜水艇事故で、英国の無人潜水艇スコーピオ４５が７日、現場海域で救助作業を開始した。
　米国の無人潜水艇スーパースコーピオも同日中に現場海域に到着する予定。日本の海上自衛隊の到着を待たずに国際救助活動が本格化した。
　英潜水艇は、深さ約２００メートルで、漁網やいかり付きの水中アンテナなどが絡まり浮上不能となっているロシアの潜水艇ＡＳ２８に接近、ロボットアームなどを駆使し、水中アンテナが引っ掛かっている胴体周辺のワイヤの切断などを始めた。
　イワノフ国防相も同日、太平洋艦隊の艦艇で現場海域に向かった。

　さすが国際救助隊生みの国、到着後救助活動一番乗りはロイヤルネイビーでした。どこかで誰か自慢していそうな気もしますが（ｗ　しかし、記事の中で「日本の海上自衛隊の到着を待たずに国際救助活動が本格化した。」という一節が気になります。さすが共同というべきか。元々、海自の部隊が迅速に現場海域に到着出来ない事は元より承知の話。（潜水艦救難艦「ちよだ」は最高速力１７ノットしか出ません）どちらかと言うと取り急ぎ必要な救難装備は米英が空路持ち込み、救い上げた後は海自の救難艦の減圧タンクで介抱する、というパターンではなかったのか、と思う訳ですが。重装備を持っていく海自が本当に必要になった時は乗員は絶望的、という感じが元々しているのは私だけですか？

　それはともかく、潜水艇の残り酸素量すらまともに報道出来ないロシアって何なんだろう・・・・・・

　ちなみに左が無人潜水艇スコーピオ、右がロシア潜水艇ＡＳ－２８です。