何に配慮してるのか
15日午前0時ごろ、長崎県・対馬の北北東約34キロの日本海で、対馬海上保安部の巡視艇が、韓国漁船を発見した。現場は日本の排他的経済水域(EEZ)内だったため、立ち入り検査しようとしたが漁船は高速で逃走、約45分後に韓国の領海内に逃げ込んだ。追跡の際、漁船と接触して巡視艇の一部が損傷。けが人はなかった。同保安部は、事実関係を韓国当局に通報した。
第7管区海上保安本部によると、巡視艇が旗やマイクで停船を命じたが、漁船は無視。漁業法違反(立ち入り検査忌避)の疑いで現行犯逮捕するため、巡視艇が接近して海上保安官を移乗させようとしたが、ジグザグ航行や急旋回を繰り返して抵抗した。
巡視艇は右舷船首部に縦20センチ横45センチと縦14センチ横105センチの2つの穴があいた。
こんな事、本当は言いたくありませんが、これが日本漁船と韓国海上警察との間だったら既に発砲されていますな。ただでさえ、李承晩ラインありし頃は巡視船まで発砲受けた事があるそうですから、向こうにとっちゃそれ程でもないでしょうけど。しかし、そういう事案に対しても日本側はとにかく中韓への配慮しまくりで逆に損害与えられて逃げられて。ふがいない、と言うのは易し。しかし、それをさせない政府の上の方がいけないのであって、海保の現場職員を非難するのは避けたいと思います。実際、ちょっと間違えればこっちに死人が出ないとも限らない際どい任務をやっているだけに。海上保安庁の皆さんには心から労いの言葉を贈りたいと思います。
こういう場合、本当は日本は強権発動の権利を有しているのですから発砲も辞さない、少なくとも威嚇射撃を許可されていれば相手がここまで逃げる事はしなかったんじゃないかと思う訳で。日韓関係重視の観点からこういう事は大きくしない様に、などという事なかれ主義の外務省&官邸の対応は日本の百年の大計を危うくしているだけに見えて仕方ありません。とにかく相手が友好に後足で砂かけるマネをしている訳ですから、「目には目を」とまでは言いませんが、少なくとも国際スタンダードな対応は当然してしかるべきだと思う所です。某アニメじゃないですが、「逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ」って感じで(^_^;)
今後の韓国側の対応に注目したい所です。果たして誠意ある取り締まりをしてくれるのか、それとも木で鼻をくくった様なスルーを見せるのか。
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